パーティー報告&参加者の声

ファッション

2022/08/13

快適&好印象を両立する!猛暑の婚活パーティーファッション術

ニオイ対策から半袖シャツの選び方まで一挙公開

 

ここ数年続く猛暑によって、夏のファッション常識は大きく変わりつつあります。ドレスコードを守りつつ、清涼感が求められてきているのです。

前回、真夏のデート服について紹介しましたので、今回は婚活パーティーに向けた夏服に触れて参ります。真夏だからこそ「ニオイ対策」も重要ですし、サマージャケットについては着こなし同様に「持ち運び」方も大切です。

そこで今回は、猛暑でも「好印象と快適を両立させる」婚活パーティーのファッション術について、『38歳からのビジネスコーデ図鑑 真似するだけで印象が劇的によくなる(日本実業出版社)』著者がお伝えします。
 

持ち運び方で変わる!サマージャケットの印象

 

着ているより「持ち歩く時間」が長い真夏のサマージャケット。婚活パーティー会場に到着までの間、移動の持ち運び次第で、余計なシワが付いてしまうことがあります。もちろん、ショルダーバッグにジャケットを引っかけて歩くようなことはしないでしょうが、具体的な畳み方については、意外に知られていないのではないでしょうか。

清潔感の天敵と言えば「服のシワ」。もちろんこれは避けたいのですが、同様に型崩れも避けたいところです。サマージャケット購入時についてくるハンガー付きの簡易収納からも分かるように、「ジャケットの肩が崩れる」ことは、そのまま型崩れに直結します。

「ジャケットは、肩で着る」という言葉があるように、ジャケット姿は肩の印象が大切なポイント。持ち運ぶ際に余計な圧力を掛けないよう気を付けましょう。では具体的に畳み方を解説します。

 

肩を起点に畳んでみよう

 

持ち運ぶ際は、肩を起点にジャケットを畳みます。生地裏に手を挿しこみ、左右どちらか片側を軸に、反対側を包み込むよう重ねます。肩の縫い目同士を重ねるイメージです。
 

結果として、両肩のパットが重なりあう状態になりますよね。両肩を重ね合わせた後は、ラペルと呼ばれるジャケットの襟を起こします。このとき大事なポイントは余計な隙間を避けること。ジャケットの表地同士がピタッとくっつくことで、シワのみならず、表地を汚れから守る効果もあるのです。ボタンは留めずに開けた状態で行います。

また、この畳み方はジャケットのみならず、コートも同様です。真冬の婚活でも活躍するやり方なので、是非トライしてください。一方、サマージャケットは暑いのでクールビズ同様、シャツ姿で活動される方の工夫を紹介します。

 

真夏のシャツは、長袖?それとも半袖?

 

そもそもヨーロッパでは「シャツは下着」という位置づけで、ジャケット袖裏に皮脂がつくことをガードするために着るもの。だからこそ「ワイシャツ=長袖」が基本になりますよね。

またノージャケットであったとしても、長袖シャツを着るメリットは、袖をたくし上げることによる「こなれ感」にあるわけです。ただ昨今の猛暑を考えたとき、平日の仕事帰りに参加する婚活パーティーで長袖シャツという訳にいかないかもしれません。

そこで、あえて半袖のシャツを選ぶコツに触れて参ります。野暮ったく見えない半袖シャツ選びには注目すべきポイントがあります。

 

野暮ったくない半袖シャツの選び方

 

半袖シャツ姿をスタイリッシュに見せるコツは「袖」です。二の腕に比べ、太すぎるシャツ袖は「身体に合っていない」ように見えますし、半袖なのに袖が長すぎるケースも同様です。半袖のシャツ姿は、袖のバランスによって、全身の印象が大きく変わるということ。

そこで半袖シャツを選ぶ際、袖のフィット感に気を付けましょう。あまりピタピタ過ぎるのも違和感がありますが、私自身は袖の生地をつまんだとき、プラス7センチくらいのフィット感で半袖シャツを選んでいます。

このときお腹まわりに問題がないようでしたら、スリムフィット型の半袖シャツを選びましょう。というのもノーネクタイだからこそ首回りを気にする必要はありませんし、これらのモデルはアームホールまでスッキリしているからです。

また肘まである半袖シャツ姿はだらしなく見えますので、袖丈に気を配りましょう。昨今カジュアルではオーバーサイズが流行っていますが、スマートカジュアルのようなドレスコードある恰好の場合、「身体に合っている」ことを重視してください。

 

猛暑だからこそニオイ対策を!

 

乾く前に、かいた汗が皮膚常在菌と結合し生じるガス。これこそ汗臭の正体ですが、人前で脇汗を逐一拭うわけにもいきません。そして空気中の水分が多い梅雨時期は、衣類の生乾き臭とともに、汗ニオイが生じやすいのです。

どんなにステキな洋服であっても、汗くさいニオイでは台無しです。そのため「シャツに肌着を合わせる」という習慣は、ニオイ対策の基本として男性の間で定着してきました。ですが「肌着の種類」については、いまだ検討の余地があるのではないでしょうか。

「朝カラッとしていた肌着が、夕方には脇汗で湿っている」という体験は、男性ならば誰もが一度は通ってきたはず。天然繊維100%のコットン肌着で汗を吸わせるには、生地の性質上、限界があるからです。

そこで今回注目したアイテムが、8つの快適機能がついたユニクロのエアリズムマイクロメッシュ。数あるエアリズムの中でも秀逸です。かいた汗を乾かす「ドライ機能」、汗をかいてもニオイになりづらい「消臭機能」。この2つの機能こそ、私が今年注目する理由です。

マイクロ原糸を束ねて編んだ生地は毛細血管のごとく、吸収した汗を生地全体に拡散させるため、汗を蒸発しやすい環境をつくります。毛細管現象と呼ばれるこの科学アプローチは、天然繊維にはない魅力です。また同時に、アンモニアや酢酸、ノネナール、イソ吉草酸といったニオイの元を吸着、もしくは中和する機能が織り込まれているため、機能性下着という名称に相応しいスペックです。これだけの機能がついた肌着ですから、シャツのみならず、ポロシャツやTシャツを着る際にも活用したいところ。

 
■著者プロフィール

森井良行(もりい・よしゆき)
ユニクロさえもカッコよく着こなす!がコンプセプトのファッションスタイリスト。
弊社代表の友人でもあり、30代40代のためのパーソナルスタイリスト「エレカジ」代表。
<エレカジ公式サイト>